こんにちは。༼ つ ◕_◕ ༽つ
さて、分かりやすく、いろんなお話しをした後、自立って何?ってことを考えていきたいのですが、ナンダカ長い道のりになりそうな気がしてきました。😅
ところで、医学モデルと社会モデルについて話を掘り下げていこうとしてるんですが、それにからめて今回は、ADLやQOLって何なのかについて、今回も自分の言葉でお話ししたいと思います。
まず、ADL(Activities of Daily Living)って日常生活動作のことなんですが、歩くとか食べるとか排泄とか生きるために必要な基本的な動作のことになります。🌈
介護でいう身体介護(介助)で支援する内容がこれにあたります。
また、医療では、おおまかに理学療法士さんが担当する分野といって良いかもしれません。
ADLと似た言葉にIADL(Instrument Activities of Daily Living )というものがあります。
これは、手段的日常生活動作のことです。
具体的に言うと、手紙を書くとか電話をかける、家事、金銭管理をするなど、より文化
的(?)といえる活動になります。
介護でいう生活援助で支援する内容がこれにあたります。
ただし、援助者が利用者さんをサポートしながら家事などを一緒にすることは身体介護にあたります。╰(*°▽°*)╯
IADLは、医療ではおおまかに作業療法士さんが担当する分野かもしれませんね。
ADLやIADLを高める支援ではリハビリテーションなど医療的な支援が中心となります。
また、QOL(Quality Of Life)といった言葉もあります。
これは生活の質とか生命の質などと訳されます。
人間の尊厳を尊重してもらえること、権利を行使できること、満足した生活を送れることなどがそれにあたります。👀
QOLの支援ではノーマライゼーションのように環境にはたらきかける福祉的な支援が大きな役割を果たすと言って良いでしょう。
援助者や家族などの「人」も人的環境として環境に含まれることも忘れてはいけませんね。
少し考えてみると、ADLは生きるための機能、すなわち生命(生存)、QOLは生きている価値、すなわち幸福に関わっているように思われますよね。
また、医療と福祉をみてみると、医療がADL、福祉がQOLに大きく関わっていると気づくことができます。
しかし、ADLの向上もQOLの向上に大きく関わっているのも確かです。☜(゚ヮ゚☜)
つまるところ、大きな意味で最終的な目的地は同じでも、その道のり(手段)が違うというべきでしょうか(?)。
一般的によく似たような仕事をしているように思われがちな看護師さんと介護士さんですが、看護師さんはADLの向上を、介護士さんはQOLの向上を目的として仕事されていると言えます。
どうかすると、医行為を行うことができる看護師さんが介護士さんより上位職のように思われがちですが、目的が違う以上、全く別の職種で、上下の関係はなく同じ職場であっても仕事上で対等だということが言えます。⭐
少し強引ですが、ADLに主眼を置くのが「医学モデル」、QOLに主眼を置くのが「社会モデル」と言えるのかもしれません。
人間にとって命も幸福もどっちも大事です。༼ つ ◕_◕ ༽つ
私は福祉領域の人間ですので、どうしても福祉のことに力が入ってしまうのですが、どちらの方がより大事ということではありません。
それから、前回も出てきた「リハビリテーション」ですが、「全人間的復権」という意味もあることを付け足させてください。
今回はここまでにしたいと思います。🤗☜(゚ヮ゚☜)
※「医学モデル」と「社会モデル」のお話しをするうえで、ICIDHとICFというもののお話しをしたいのですが、より分かりやすくお話しするのにどうするべきか考えていくと、次回はまたそれとは違う内容になるかもしれません。
言いたいことを書きそびれて、次回に書き足すこととかもあるかもしれませんし、分かりにくい内容になるかもしれませんが、それに懲りずに、また、よろしくおねがいします。💦😆