こんにちは、お久しぶりの、せなパパです。🍀🍀
今回は「傾聴」についてお話ししたいと思います。⚽⚽
ということで、次回のテーマは「受容」かな?なんて思ってます。
ですが、思いつくまま書いてますので、はっきりとは分かりません。(¯―¯٥)
ICIDHやICFはどこいったんだ!と思われる方もいらっしゃると思いますが、どうしても図を入れないと思うように説明できないので、図の入れ方を解決してからにしたいと思います。🌷🌷
福祉の業界では、「受容」「共感」「傾聴」を1セットのようにして扱うことが多いように私は感じています。
「受容」の現れ方の1つとして「共感」や「傾聴」があるといった感じで私は受け止めています。
ということで、この3つは共通している部分が多いんですね。
さて、皆さんは、体調が悪くて、仕事や学校に行けない時、電話などでそのことを知らせた後、もしくは、体調が悪くて仕事や学校を早退した後に、少し体調が回復したように思えた経験がありませんか?(>人<;)
または、体調が悪くて病院に行くと、待合室での待ち時間に、なんとなく病院に来る前より体調が良いなんて感じることはないでしょうか?
まあ、大抵は一時的なもので、またすぐに悪くなるんですがね。(´・ω・`)
実は私にはよくあります。
仕事を休んだり早退した後に、本当は少し頑張ればできたんじゃないかな?病院に来るまでもなかったんじゃないかな?なんて思ったりもします。
これは、自分の体調が悪いのを誰かに知ってもらったことで、少し気持ちが楽になっているのではないかと思えます。
自分の体調の悪さは言わないとなかなか人には伝わらないですものね。
この楽になる現象は、ある種の「共感」してもらえたという感覚が得られたことによるものだと私は思います。
この効果は以前にお話しした「自助グループ」にもあると思います。
例えば、アルコール依存症を抱えておられる方は、ストレスを抱え込むと飲酒欲求につながるおそれがあるので、断酒会やAAなどでそれを言葉にして吐き出して、楽になり、精神的な安定を図ることができると考えられます。
自助グループのような、こういった場があることは、アルコール依存症ではない方にはうらやましがられるそうです。
身体的な病気などでも楽になる感覚があるのですから、気分的、感情的なものなど精神(メンタル)的なものではさらに効果大です。
このように、「共感」してもらえたような感覚、安心感というか救われたような気持ちを引き出す方法の一つが「傾聴」ということだと思います。
以前にもお話ししましたが、「傾聴」とは、かんたんに言うと、相手の言うことを否定せず、耳も心も傾けて、相手の話を聴くことでしたよね?
それでは「傾聴」の効果と方法についてみていきましょう。
まずは効果から、①~④が考えられます。
①聴いてもらって気持ちがスッキリする効果があります。
これをカタルシス効果(怒りや悲しみなどのネガティブな心のなかのモヤモヤを開放してスッキリすること、浄化作用)とも言います。🌈🌈
②その時の不安感や緊張などのマイナスの気持ちが落ち着きます。
③自分の悩みや考えていることなどについて、心の整理がつき、問題に取り組む気持ちが高まり、その結果、対処能力も高まります。
④自分を客観的にみることができるようになり、自分自身でできることや周囲からの助けについて新たに気づくことができます。
「傾聴」は相談援助の技術でもあるのですが、これらから分かるように、問題解決が直接の目的ではないんですね。🏳🌈
私は、①②はもちろんですが、個人的には③の効果が大きいと感じます(④は一般的にそう言われていて、③に含まれるのではないかと私は感じます、①と②もいっしょか?)。(∪.∪ )...zzz
皆さんも誰かに相談していて、なんとなく自分ではこうすべきだと思っていても具体的にどうすべきなのかがはっきりしないということがありませんか?
それが話しているうちにはっきりしてくるというか具体的になってくるというか、そういう経験がありませんか?🎈
または、はっきりせず自信がないけど自分が決めたことに対して、実は、「その通り!」とか言ってくれて、背中を押ししてほしいとかという気持ちで相談していることってありませんか?🌼🌼
ですから「傾聴」する人は、否定はダメ、助言すら必要ないんですよね。💫
それでは、方法に移りますが、①~④があります。
①「うん、うん」とか「なるほど」とか、あいづちをうつ。
②たとえば、「~したいんです」と言われれば「~したいんですね」のように、オウム返しのように繰り返す。
③たとえば、悔しそうな表現があれば、「悔しいんですね」などと感情をくみ取って返す。
④話の間などでも「つまり、~ということですね」などと、それまでの話の内容を要約して返す(まとめる)。
このとき助言も必要ないと言いましたが、具体的に大事なのが、次の①~③になります。
①自分の意見を言わない。
②解決策を言わない。
③内容を否定せずに聴く。
話をうまく聞き取れなかった時には「もう一度お願い」などと聞き返すのはO.K.です。
その方がちゃんと聴いてもらっている気持ちになりますもんね。(*≧︶≦))( ̄▽ ̄* )ゞ(*
つまりは相手が何を言いたいのかを、耳も心も「傾けて」「聴く」ということですね。
もうお気づきでしょうが、これで「傾聴」なのです。🌝🌝🌝
そうは言ってもただ聴くだけなのですが、大抵の場合、不思議と思えるほどに、これで解決?することが多いです(アドバイスを必要とする場合もなかにはありますが・・・)。
最後に少しだけ?今までのことに関連して、コミュニケーションの技法について触れておきます。
「傾聴」の方法に出てきたことでもありますが、話のなかから、感情の現れている言葉を取り上げて「~なんですね」というように繰り返す(反射する)技法を「感情の反射」と呼びます。
また、話のなかから読み取った感情を「~と思っているんですね」と言葉にして伝えることを「感情の明確化」と言います。
「感情の明確化」では、相談者の自覚や理解を促すことができるといいます。
「感情の反射」や「感情の明確化」を通して、相談者は自分の感情に気づくことができ、また、自分のことが理解されている(共感されている)と感じることができると言えるでしょう。
話のなかで、場面に応じて質問するときは、その仕方をかえていくことも大事です。
「はい」や「いいえ」で応えられるような質問を「閉じられた質問(Closed Question)」と言います。
これは、質問に答えやすいというメリットがある反面、十分な情報を引き出しにくいというデメリットがあると言えます。
また、「どう思いますか?」など、その人の考えや状態などを尋ねる質問を「開かれた質問(Open Question)」と言います。(HowやWhyの質問と言えるでしょうか)
これは、その人の思いや考えなど、より多くの情報を引き出せるというメリットがある反面、質問に答えにくいというデメリットがあると言えます。
「なぜ?」の質問は、相手を責めているように思われないようにする配慮が必要になります。
これらとの中間にあたる質問に「中立の質問(Neutral Question)」というものもあります。(WhatやWhen、Where、Whichといった質問と言えるでしょうか)
具体的に「~です」と応えられる質問のことですね。ψ(._. )>
他にもあるのですが、今回はこのくらいにしておきます。
まあ、信頼関係とかいろいろありますから、難しくて大変ということはできそうですね。💛💚💙
次回は今のところ、「受容」をテーマにしたいと思っているのですが、コミュニケーションの技法の続きとバイスティックの7つの原則をからめてお話しできたらなと思っています。◑﹏◐