コーヒーブレイク2😁
こんにちは、おひさしぶりのせなパパです。
実は新型コロナワクチンの2回目の予防接種で、その日の晩に37.5℃を超える熱が出てしまい、次の日には38.5℃を超える熱、また次の日は37.5℃くらいの熱と、ほぼ3日にかけて熱発してうなされてしまいました。
新型コロナウィルスといえば、変異株の問題とかありますよね。
今回はそれにちなんで、番外編として、生物の進化(なんでや?)について、ちょっと考えてみようかな?なんて思います。
ところで、生物ってなんなんでしょうか?
定義によると、1つめに、増殖をする(生殖をする)、2つめに、進化する(変異する)、3つめに、代謝を行う、の3つの条件をすべて満たすものとなっているようです。
ここで、新型コロナウィルスを含むウィルスについて考えてみましょう。
ウィルスは生体(宿主)に寄生をして増殖をします。
その意味では、生物である条件を満たしています。
次にウィルスは、新型コロナウィルスの変異株の問題にあるように、変異(変異=進化とするのは疑問)しますので生物である条件を満たしています。
では、ウィルスは代謝を行うでしょうか?
代謝とは、「有機体が外界から取り入れた無機物や有機化合物を素材として行う一連の合成や化学反応」のことです。
つまりは、生体内の物質交換のことで、食べ物を食べて、それをエネルギーに変えたり、体をつくったりすることです。
ウィルスは細胞を持っていません。
ウィルスはDNAやRNAといった遺伝子そのものといってよいでしょう。
それが、他の生体内の細胞のなかに入って、その細胞を乗っ取って代謝を行わせるのです。
ですから、ウィルスそのものは代謝を行いません。
そういうわけで、ウィルスは生物ではないのです。
ですので、一般的に、ウィルスには薬は効きません(ウィルスを直接やっつける薬はありません)。
薬(特に抗生物質)というのは生物の代謝系にはたらきかけて、その一連の物質交換の流れを断ち切るのです。
抗生物質は主に細菌に作用し、細菌が自分の細胞壁を作ろうとするその流れを断ち切ることで細菌の増殖を抑えます。
ですから、肺炎を起こすことで有名なマイコプラズマ細菌は細胞壁を作りませんので、この細菌には抗生物質は効かないということになります(同じ理由で人間にも基本的に害はありません)。
細胞壁以外の代謝系を断ち切る薬があったとしても、ウィルス自体はその代謝を行いませんので、代謝を代行している生体(宿主)に影響があるだけで、その生体に有害な結果しかもたらさないということになるのです。
風邪(かぜ)もウィルスによるものがありますが、風邪薬というのは対処療法であり、熱があるのなら熱を下げ、鼻水や咳がでるのであればそれを鎮(しず)めるというものです。
結局は、人(生体)が自分の力で治すしかないんですね。
それが免疫の力ですね。
免疫は抗原抗体反応といって、この場合、ウィルスが抗原ということになり、人(生体)のなかで抗原を認識して攻撃するものを抗体といいます。
この抗体は白血球の一種であるリンパ球などが作るのですが、白血球のなかでも好中球、リンパ球のなかでもT細胞などが直接抗原を攻撃して食べてしまうのを細胞性免疫、リンパ球のなかでもB細胞などが抗体を作って抗原を攻撃するものを体液性免疫と呼んでいます。
この抗体を人(生体)に人工的に作らせるのがワクチンによる予防接種なんですね。
ちなみに、この免疫反応が過敏になったりして、逆に人体(生体)に悪影響を与えてしまうのがアレルギーということになります(これがひどくなるのをアナフィラキシーといいます)。
なんだか、すごく話がそれてしまいましたが、先ほど()書きで「変異=進化とするのは疑問」と話しました。
変異とは、突然変異とかの変異のことですが、本当に変異で生物は進化するのでしょうか?
進化とは一般的に種を超えるような変異を起こすことを意味します。
先ほど、生物の定義の中に「変異する(進化する)」というのがあると話しましたが、実は分子生物学では「DNAは不変である」という結果にたどりつくんですね。
これって矛盾してますよね。
変異とは、DNAが変化することです。
DNAとは遺伝子の本体のことです。
片方では生物の定義で、DNAが変化すると言っているのに、もう片方ではDNAは不変であると言っているのです。
分子生物学でDNAを研究していくと、DNAには変異を制限(起こさせないようにする)する働きがあることが分かっています。
DNAは自身の変異を許さないのです。
たとえ変異を起こしても、極端な変異を起こせば、生体は、弱い個体(生体)になったり、子孫を残せなかったりするのです。
変異と似たものに異種間交雑がありますが、これも同様です。
種とは、そのなかで子孫を残せる単位で、たとえば狸や狐と犬は、同じイヌ科ですが、種が違いますので、狸と狐または犬の間、そして狐と犬の間でも子孫は残せません。
犬にはいろんな犬種がありますが、皆同じ種であって、すべて犬です。
その異なる種を人工的に交配させたものが異種間交雑です(ごくまれに植物では自然界でも異種間交雑が起こることもあります)。
有名な野菜でハクランや千宝菜も、ハクランは白菜(はくさい)とキャベツ(かんらん)との異種間交雑で、千宝菜は小松菜とキャベツとの異種間交雑によるものですが、種子を作れず一代限りです。
ライオンとトラの異種間交雑であるライガーも子孫を残せません。
世の中に天才と呼ばれた人たちがいて、もしかしたら特殊なDNAを持っていたのかもしれませんが、彼らも短命に終わったり、子どもを残せなかったり、子どもを残せたとしても意外と平凡だったりしているではないでしょうか。
また、初代が創業した会社を二代目が大きくしても、三代目がつぶしてしまったという話もよく聞きます。
これも自然の遺伝子の摂理なんですかね?
また、優れた遺伝子も世代を過ぎるにつれて平均化していく(平均に近づく)という法則もあります。
私は競馬には詳しくありませんが、競馬で一流として名を馳せた雄馬も、また一流として名を馳せた牝馬とかけ合わせても、そこそこに優秀な馬は生まれても親を超える馬はなかなか生まれてこないのでないでしょうか?
こうしてみると、生物は進化しないのではないかと思えてきます。
しかし、自然を観察的に見ていくと、やはり生物は進化しているようにも思えます。
観察的な研究で生物の進化を仮説として提唱したのが有名な「ダーウィンの進化論」であり「自然選択説」です。
今一番信じられているのが、「ランダムに変異した生物のなかで、その時の環境に適応したものが生き残っていって、適応できなかったものは淘汰され、結果として生物は進化した」というものではないでしょうか?
しかし、突然変異で種を超えたものはまだ発見されていないのです(可能性は指摘されていますが)。
ショウジョウバエでの研究では、百年近く(もっと?)放射線を当てられて突然変異体が作られ続けています。
自然界に相当すれば何億年に相当する確率で突然変異を起きていることになるでしょう。
しかし、いくら突然変異体が生まれても、ショウジョウバエはショウジョウバエであって、種を超えたという報告はありません。
それも、その個体(生体)にとっては破壊的な変異であって、個体(生体)に有益な変異は確認されていないのです。
遺伝子組み換え技術というものがありますが、これは自然界でも起こっています。
有名なのが腸管出血性大腸菌O157ですが、ベロ毒素を産生する大腸菌です。
ベロ毒素を産生する細菌として赤痢菌がありますが、なんらかのウィルスが赤痢菌に感染してベロ毒素を産生させるDNAを取り込み、そのベロ毒素を産生するDNAを取り込んだウィルスが大腸菌に感染して、大腸菌にそのベロ毒素を産生させるDNAを組み込んでいったと考えられます。
結果、腸管出血性大腸菌O157は作りたくもないベロ毒素を作り出さなければならなくなったのです。
しかし、腸管出血性大腸菌O157であっても、大腸菌は大腸菌のままなのです。
種を超える変異を起こしてはいません。
熱力学の第2法則に「自然界では、エントロピーは増大の方向に進む」というものがあります。
エントロピーとは、秩序から無秩序の状態になることで、この「自然界では、エントロピーは増大の方向に進む」とは、要は自然界では複雑なものは放っとくと簡単なものになるということです。
よく使われる例えでは、「川の水は低い方へ流れる」とか「形あるものはいつか壊れる」とか「物は放っとけば腐る」とかいうものです。
何か簡単なものが複雑なものになるのにはエネルギー(力、パワー)が必要なのです。
「人が住まない家は朽ちる」とかよく言いますよね。
何かを維持するのにもエネルギーが必要なのです。
より高度(高等、複雑)なものに変異するという生物の進化は、この熱力学の第2法則に反しています。
もし、ランダムな変異によって1つの雄の個体が種を超えるような進化をしたとします。
しかし、そのオスの個体は、全く同じような進化を遂げた1つの雌の個体と出会わなければ子孫を残せないのです。
このような条件で子孫を残せる確率はどれだけのものでしょうか?
実は生物の進化は定説のようになっていますが、現実には生物が進化したところを見た人は過去にも現在にも誰もおらず、生物の進化は仮説のままなのです。
しかし、私が考えていることは、これは、「ダーウィンの進化論」「自然選択説」が熱力学の第2法則に反しているということであって、生物が進化すること自体を否定しているものではないかもしれないということです。
自然界では確かにエントロピーは増大の方向に進んでいるように見えます。
しかし、原子は自然界では分子という、より複雑な(高度な)形態を取ろうとします。
これにより、安定した状態になるのです。
これに当てはまるか分かりませんが、雁の群れも自然とV字の形を取って飛びます。
V字の形になることで安定するのでしょう、バラバラには飛ばないのです。
このように自然界には、安定した形というものがあって、それに近づこうとするのではないでしょうか?
現在、地球上の生物には生態系というものがあって安定した状態にあります。
だから、現在、生物は進化しないのではないでしょうか?
しかし、現在、生物が大絶滅の危機に瀕していることも確かです。
生物の大絶滅があれば、生態系は崩れます。
遠い過去にも、生物が絶滅の危機に瀕した時期が何度かあったことが知られていますが、それらの時以上に現在はいろんな生物が絶滅に瀕しているといいます。
多くは人類が関係していて、人類が絶滅に追い込もうとしていることも事実です。
そうなってくると、もはや安定した状態とは言えなくなってくるのではないでしょうか?
過去にも、生物が大絶滅の危機に瀕しては、いろんな進化があったであろうことが推測されています。
私は、様々な生物が絶滅し、不安定な状態から安定した状態になるために、その絶滅した生物が担っていた役割を新たに担う生物が進化して出てくる時期は、実は近いのではないかと思ったりしています。
その時には、何かは分かりませんが、なんらかのエネルギーが作用して生物を進化させるのではないかと思うのです。
ランダムな変異ではなくて、方向性をもった進化です。
あたかも「意思をもっているかのように、進化したくて進化する」かのようにして進化するのではないかと思うのです。
蟻は、ある伝達物質を出して他の蟻に情報を伝え、その情報を伝えられた蟻が、また伝達物質を出して、さらに他の蟻に情報を伝達していきます。
おおざっぱに言って、このように体外に対して影響を与える物質をフェロモンといいます。
これに対し、体内の組織や臓器、器官に対して影響を与える物質をホルモンといいます。
この蟻の伝達系を見ると、生物の神経系の伝達系に非常によく似ているのだそうです。
もしかすると、蟻一匹一匹は細胞のようなものに過ぎず、蟻は集団として一つの生命体を成していると考えることもできるのではないかと思っています。
この蟻の出す伝達物質は、実はある意味、フェロモンではなくてホルモンであるかもしれないと思うのです。
人間にもこれと似た現象が見られています。
しかし、この場合、フェロモンに相当するものは実はインターネットです。
このインターネットによって、世界中の人類は生物の神経系に似た伝達系を築いています。
こうなってくると、人一人ひとりは単なる細胞のようなもので、人類全体を一つの生命体と見なせるのかもしれません。
ある有名な預言者が、人類は遠い未来に不老不死を実現すると言っていたそうですが、実はインターネットで完全に人類は一つの生命体と見なすことできるようになり、その結果、不老不死を実現するといったことではないかと思ったりしています。
また、地球を一つの生命体としてとらえ「ガイア」と呼ぶことがあります。
この場合、生物はすべて地球の細胞みたいなもので、火山の活動なども生命活動の一つといえるでしょう。
このように、生物の進化を考えるうえでも、スケールの大きな考え方をする必要があるのかな?なんて思っています。
すみません、なんだかSFの世界みたいになってしまいました。
SFの世界みたいといえばもう一つ紹介します。
統合失調症の慢性期の陰性症状で、ほとんど動かずにじっとしているというのがあります。
実は、いつか地球の環境の変化で人類が何年もじっとしていないといけない時期に、この統合失調症の人だけが生き残るという話があります。
統合失調症は重い病のようですが、実は淘汰されることなく、一定の割合で常に人類に発症しているのです。
この、淘汰されない理由は、このことによるという人もいるようです。
ちなみに、ネアンデルタール人に自閉症スペクトラム(ASD)に起因する遺伝子は発見されていないそうです。
自閉症スペクトラム(ASD)に起因する遺伝子をもたないネアンデルタール人は絶滅
し、自閉症スペクトラム(ASD)の遺伝子をもつ我々人間が淘汰されずに生き残ったというわけですね(サヴァン症候群などにより、ASDを抱えていたかもしれない一部の天才と呼ばれる人たちが発見したり発明したりしたものを、我々いわゆる凡人が利用して発展してきたということですかね?)。
これもなにか意味深いものを感じますね。
たいへん長くなってしまいましたが、今回はここまでにしたいと思います。
次回はもとに戻そうと思っていますので、また、よろしくお願いします。