コーヒーブレイク😁3
こんにちは、せなパパです。
今回は番外編です。
いきなりですが、少し自分のこれまでの生き方を考える機会があって、私のその時々のライフステージとまではいきませんが、ライフコースの中で出会ったり励まされたりした有名人等の「名言」を振り返ってみたいなと思います。
最初の2つの「名言」は、私が福祉の道に進む前、一般のサラリーマンとして勤めていた会社で、職業特有と思われるのアレルギーによる肺炎や目の病気で、仕事を続けられるかどうか悩んでいる時に出会いました(今はもう大丈夫です)。
「虹を見たければ、ちょっとやそっとの雨は我慢しなくちゃ。」
「悲しみと苦痛は、やがて人のために尽くすという美しい花を咲かせる土壌だと考えましょう。
心を優しく持ち、耐え抜くことを学びましょう。」 ヘレン・ケラー
これらの「名言」は、高熱が続き、激しく続く咳により肋骨が折れることもあり、それが治まっても、次には目を失明しかけるという境遇に耐える強さを与えてくれました。
今後、私が福祉の道に進むことを暗示していたのでしょうか。
次の「名言」は、結局、私がそれまで勤めていた会社を、病気のために退職することになり、将来に絶望している時に出会い、そして、励まされたものです。
「幸せのドアが一つ閉まった時、もう一つ別のドアが開く。
しかし、大抵の人は閉まったドアを見ている
だから、開いているドアが見えないのだ。」 ヘレン・ケラー
この「名言」に出会えたことが、私が以前から関心の深かった福祉への道を考えるきっかけになりました。
後の「リカバリー」という言葉へ心頭するきっかけにもなった「名言」です。
次の「名言」は、私が福祉の道に進む決心をし、社会福祉士や精神保健福祉士、介護福祉士の資格取得を目標にかかげた時に出会い、励まされた「名言」です。
「神様は私たちに、成功してほしいなんて思っていません。
ただ、挑戦することを望んでいるだけよ。」 マザーテレサ
私の本当に節目の時だったんですよね。
それまで、勤めていた会社のための勉強しかしてこなかった私が、これからどうやって生きていこうかと考え、資格を取得して福祉の道に進もうと決意する勇気をくれた「名言」でした。
次は、私が介護職員実務者研修修了という資格を取得して、介護士をしながら社会福祉士の受験資格を得ようとしていた時に出会い励まされた「名言」です。
「努力は人が見ていないところでするものだ。
努力を積み重ねると人に見えるほどの結果が出る。」 長嶋茂雄
本当に社会福祉士が取得できるのか不安と戦いながら、仕事をしていた時期でした。
させられているんじゃなく、自分でやろうと決めたことだからと、勉強をしていることを誰に話すでもなく、仕事が終わり家に帰ってから、ひたすら勉強していました。
この「名言」は、その時にとても励みなりました。
次の「名言」には、私が社会福祉士を取得して一段落した後、精神保健福祉士を取得しようと勉強を始めた時に出会い、とても勇気づけられました。
「努力して結果が出ると、自信になる。
努力せず結果が出ると、傲り(おごり)になる。
努力せず結果も出ないと、後悔が残る。
努力して結果が出ないとしても、経験が残る。」 作者不詳
この「名言」のおかげで、「とにかく努力さえすれば、結果はどうあれ何かと報われる」と、一度は満たされた資格取得への情熱を再び奮い起こすことができました。
次の「名言」は、私が精神保健福祉士の勉強をしている時、「リカバリー」という言葉に出会い、その「リカバリー」という言葉を考えるうえで、とても心に残ったものです。
「『できること』が増えるより、『楽しめること』が増えるのが、良い人生」
この「名言」に出会ったからでしょうか、私が福祉を考えるうえで、この「リカバリー」は、とても大事で、切っても切れないものになりました。
次の「名言」は、私が精神保健福祉士を取得し、少し自信がついてきた頃に、児童福祉の壁にぶつかり、悩んでいる時に出会い励まされたものです。
「どうして自分を責めるんですか?
他人がちゃんと必要な時に責めてくれるんだからいいじゃないですか。」
誰でも責められると良い気はしませんよね?
落ち込んだり、腹が立ったりしますよね?
しかし、この「名言」のおかげで少し謙虚な気持ちをもつことができました。
次は、苦手意識をもっていた児童福祉分野において、この「名言」に出会うことで、保育士を取得しようと勇気づけられたものです。
「常識とは十八歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう。」
私がやはり児童福祉に携わっている時に、私のこれまでの常識が通用せず、悩んでいる時に、気持ちを切り替えさせてくれて保育士を取得しようと決意させてくれた「名言」でした。
次の「名言」は、保育士を取得したからといって児童福祉において必ずしも思うような成果が出せず、イライラがつのり、子どもたちへの自分の愛情に疑心暗鬼になっていた時に出会ったものです。
「愛の反対は憎しみではなく無関心です」 マザーテレサ
この「名言」が、思うように支援の成果がでない子どもたちと距離を置きがちだった私に、再びその子どもたちと関わる勇気を与えてくれました。
次の「名言」は、念願の介護福祉士を取得しようと勉強し、福祉のテーマである「自立」とは何なのかを再び考える時に、大変影響を受けたものです。
「生きるというのは人に何かをしてもらうこと。
生きていくということはそれを返していくこと。」 金八先生
この「名言」は、「自立」というものの「本質」をついていると感じます。
人は一人では生きていけないのです。
「自立」とは、社会というもののなかで、頼り頼られの関係でそれぞれの役割を持って生きていくこと。
そのための「自己決定」であり、「できることを増やすこと」は、その「自己決定」の選択肢を増やすことであると考えます。
「自立」とは何かを考えるうえで心に残った「名言」は、ツイッター上にもありました。
「大人になるということは『誰にも頼らず自分の力だけで生きていける』ことなのでしょうか?
『私の人生にあなたが必要なんです』というのは、素晴らしいことじゃないでしょうか。」 ツイッターから
う~ん、心に響きますね。
頼り頼らずの関係を作らず、「誰にも頼らず自分の力だけで生きていく」ことは、「自立」ではなくて、むしろ「孤立」に近いと私は考えています。
「何を誰に頼り、何を自分でする」かを自分で決めること、「大切な人を見つける」ことは、大事な「自己決定」であり、それが「自立」だと私は思います。
次の2つの「名言」は、やはり介護福祉士の勉強をしている時に、「リカバリー」もそうですが、「QOL」=「幸せ」というものを考えるうえで、とても参考になったものです。
「幸せは目標ではないし目標であってもならない。
そもそも目標であることもできません。
幸せとは結果にすぎない。」 ヴィクトール・フランクル
「もし今持っているものを全て失って、それを取り戻すことができたらどんなに幸せか少し考えてみなさい。」 ある賢人の言葉
「幸せ」ってものすごく抽象的で主体的な言葉で、具体的でも客観的なものでもないんですよね。
たとえば、「幸せ」になるために「お金持ちになりたい」とか目標を立てても、その目標が達成されたら、さらなる目標が出てくるかもしれませんし、それによるトラブルが出てくるかもしれません。
最終的にその目標が満たされなかったり、「お金持ちになんかならなければよかった」と思うかもしれません。
結局、何が「幸せ」かなんて、その渦中にある本人にも分からないんじゃないかと思います。
今までの自分の人生を振り返ってみて、初めて「幸せ」であったかどうかが分かるんじゃないでしょうか?
福祉とは、人の「幸せ」を追求していくことだと思うのですが、つまるところ、支援を受ける人の「幸せ」を追求する基盤を整えてあげることしかできないんだと思います。
次の「名言」は、念願の介護福祉士を取得し、「もう受験勉強はたくさんだ」という思いと「自己研鑽のために更に資格を取って勉強したい」という思いの両方の板挟みにある私を奮い立たせてくれているものです。
「スパゲティをゆでる時、時計の針は、必ず中途半端なところにある。
きりのいいところから何かを始めようとする人は、永遠に始めることができない。」
この「名言」を思い出すことで、現在、私の向上心は維持されています。
次の「名言」は、今の私の生き方の指標になっています。
「自分らしく生きられる場所を探すのではなく、今、自分がいる場所で夢中になって生きてみましょう。
そんな日々の積み重ねが、その人らしさを作っていくんだと思います。」
これが「経験」を積むということだと思います。
良いことばかりを経験しても、悪いことを乗り越える経験をしないと、学ぶもの、身につくものは少ないと信じています。
そして次にあげるのが、今の私の心構えになっている「名言」です。
「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。」 マザーテレサ
福祉職(特に有資格者)にはいくつかの義務や責務があるんですよね。
一応、以下にあげますね。
「個人の尊厳を保持し、自立した日常生活を営むことができるよう、常にその者の立場に立って、誠実に業務を行なわなければならない」といった「誠実義務」。
「信用を傷つけるような行為をしてはならない」といった「信用失墜行為の禁止」。
「正当な理由なく、業務に関して知り得た人の秘密を漏らしてはならない」といった「秘密保持義務」。
「心身の状況等に応じて、福祉サービス等が総合的かつ適切に提供されるよう、福祉サービス関係者等との連携を保たなければならない」といった「連携」。
「環境の変化による、業務の内容の変化に適応するため、知識および技能の向上に務めなければならない」といった「資質向上の責務」。
私は、これらの義務や責務を果たすためということもあって、この「名言」を自分への「戒め」として心に刻んでいるつもりです。
あと、誰ので正確にはどういう「名言」だったのか分からなくなってしまったのですが、
「人に対応する時、理論的に正しいと思う対応より、自分の心に問うてみて、良いと思う対応をした方が良い。
大抵、その方がうまくいく。」
というような内容の「名言」があったのを覚えています。
この内容の「名言」、誰の「名言」で正しくはどういったものだったのか知っている方がいらしたら教えてくれるとうれしいです。
また、この「名言」と同じような意味合いで私は捉えているのですが、
「頭ではなく、心に従ってください。」 ダイアナ妃
というものもあります。
実際、利用者さんと接してみて「案外そういうものだな」なんて思うことも多いです。
利用者さんの障害特性やアセスメントした内容など、知識がなければ寄り添えないことが多いのも確かですが、気持ちや心というものは伝わるものでもありますもんね。
福祉に携わる人間として、そういう部分は大切にしていきたいと考えています。
そして、最後にアルコール依存症を抱えた人から聞いた「名言」ですが、ツイッター上にも同じようなものがありましたので、そちらをご紹介させていただきます。
「酒だけが友達だと思っていた。
唯一の友達『酒』とお別れしたら、不思議と出会いが増えた。
人間の友達が増えた。」 ツイッターから
私は、専門的にアルコール依存症を抱えた人の支援を行っているわけではありませんが、断酒会やAAといった自助グループに通っておられる方たちとの交流があります。
是非ともアルコール依存症を抱える人の「リカバリー」の過程において、こういった体験をしていただきたいと願っています。
これらは、私がいろんな場面で出会った「名言」の一部です。
どうでしょう、人にはそれぞれ自分の各ライフステージにおいて、様々な気持ちの変化や目標の変化が求められることがあると思います。
そんな時に、いろんな「名言」に出会うことで、その人の人生に大きな影響を与えることがあるかもしれません。
また、「名言」が、新たな目標をもつきっかけになるかもしれません。
あなたも、その時々の自分に合う「名言」を見つけてみませんか?